使いよく美しいキッチンが主役 フルリノベーションで実現した 人にもモノにも居心地よい住まい

藤沢市 Iさん宅
夫婦+子ども1人
ご両親から受け継いだマンションで、Iさん一家が暮らし始めて10年。4LDKの住まいは細かく間仕切りされ、収納も足りず、いずれは暮らしよく変えたいと考え続けていたといいます。特に料理好きな奥様を悩ませていたのが「狭くて、夏は西陽で暑く、料理をしていても気がめいるほど」というセミクローズ型のキッチンでした。
子育てが一段落し、リノベーションを本格的に検討していた奥様が出合ったのが、KONARAHOUSE(コナラハウス)でした。「これまでの施工事例や事務所のエレガントなデザイン、自社工場で職人が仕立てているという端正な造作の家具や収納を見て、ここなら希望に叶う住まいに一新できると思い、プランをお任せしました」。
KONARAHOUSE(コナラハウス)は、ご夫妻が日頃感じていた「暮らしにくさ」の数々を丁寧にヒアリング。そして、内装や設備の一新に加え、既存のLDKをたくさんの造作収納を設えたワンルームに変更するプランを提案しました。
開放的な空間に生まれ変わったLDKは、シックなベージュで統一。キッチンとリビングは大理石の天板を用いて造作したアイランド型カウンターで緩やかに間仕切りされています。奥様が集めた食器類、愛用の道具類は造作収納を家事動線や生活シーンに合わせ設えたことで、すっきりと収まりました。
窓際のダイニングはベンチシートを新たに造作。こもり感のある落ち着いた雰囲気に生まれ変わりました。リノベ後、子どもつながりの食事会を開いた時には、ダイニングには男性陣、カウンターまわりには女性陣が自然と集まって会話が弾み、和やかな時間を過ごせたといいます。「使い勝手が良いキッチンのおかげで、料理も一段と楽しくなりました」と、奥様は声を弾ませて話してくれました。

設備を一新し、壁半分に鏡を張って圧迫感を軽減したホテルライクなトイレ。壁のモールディング、クラシックなデザインの手洗いカウンターは、熟練の職人技のたまもの

ユーテリティには、奥様の希望でメイクカウンターも造作。カウンターにはメイク道具や化粧品がすっきり収まる収納も設えた。上部のルーバー扉の奥は開口、自然光に包まれて朝のメイクアップができる

スペースに合わせて造作したコの字型ベンチとテーブルを配したダイニングは、家族のお気に入り。窓のサッシ枠をカバーする壁を内側に付加し、室内の雰囲気を統一した

シンクを組み込んだアイランド型カウンターも、奥様の家事動線を反映した造作仕様。グレーの大理石の天板、ホワイトオーク無垢材に染色を施した面材を用いたカウンターは、開放的な空間のアクセントにもなった

カウンターのリビング側にも、ガラス扉を採用した収納棚を設え、奥様が長年集めてきたロイヤルコペンハーゲンの食器の居場所に

リビングの構造梁はアーチ型の垂れ壁でカバーし、テレビ台の両側に造作収納と収納型のベッドを配した。面材は造作キッチンの材とデザインと合わせて統一感を大切に

リビングにはワインセラーやウォーターサーバー、グラス、茶器など、お酒とお茶にまつわるアイテムを収める壁収納も造作。扉を開けば照明が灯り、ホームバーとして機能する

リノベーションを機に奥様が購入を決めていたメゾン・ドゥ・ファミーユのソファとシャリデリアに合わせて、ベージュを基調に内装をデザインしたLDK。充実した収納計画で、キッチンまわりも使い勝手良く、片付けがしやすくなった。「初めて仕上がりを見た時には、イメージ以上の素敵さで思わず、うわぁーと歓声が上がりました」と奥様