KONARAHOUSE(コナラハウス)の始まり

わたしたちが家づくりの仕事をスタートしたのは2010年。現在モデルハウス・ショールームとして公開している建物を、わたしたちの住まいとして建てたのが始まりです。カナダで建築とインテリアデザインを学んだ経験から、自然とともに穏やかに暮らすことの喜び、美しく丁寧に暮らす豊かな文化を、自分たちの住まいにも取り入れたいという思いがありました。
湘南の豊かな自然の中にあるこの場所は、当時は竹が覆い茂るうっそうとした雑木林でした。「開拓」という言葉で表現できるような、竹の伐採作業、ライフラインの確保から始まり、多くの行程を手作業で時間をかけて進めていきました。
竹を伐採してみると、敷地内にコナラの木とクヌギの木が1本ずつ生えていて、なぜかとても嬉しかったことを覚えています。木の名前を会社名に入れられるといいなと思ったこと、「コナラ」というかわいらしい響き、実際に建物をつくる材としてもオーク材(コナラ科)が好きだったことなどから「KONARAHOUSE(コナラハウス)」と名付けることにしました。

オーク材は木目の美しさなどから、古来より愛されてきた木材です。硬くて強靭な木材で、耐久性に優れていると同時に、木目が細かく、色合いも落ち着いていて美しいため、家具や内装の仕上げ材にも適しています。構造材などでは他の樹種ももちろん多用しますが、人の目や肌に触れる部分には、可能な限りオーク材をおすすめしています。
KONARAHOUSE(コナラハウス)を立ち上げる以前は、売上至上主義のビルダーで大工・現場管理・設計・接客と家づくりに関わる一通りの業務をこなしてきましたが、自分たちの理想を詰め込んだ家をじっくりと考え、現場主義でつくり上げたことで、「お客様の夢と理想を叶える家だけを提供していきたい」という想いが強くなりました。
本物の美しい素材を使い、理想をもとに丁寧に紡いでいく家。それがわたしたちの始まりであり、今までもこれからも変わらず求めていくミッションです。
