115年経っても、古くならない家。――アナザースカイ・バンクーバーで見つけた住まいの本質
新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
私はこの年末年始、自身にとっての「アナザースカイ」であるカナダ・バンクーバーへと足を運びました。かつて私自身が学び、現在は息子が留学生活を送っているこの地は、私の建築に対する情熱の原点でもあります。
今回の旅で最も心に響いたのは、一枚のプレートとの再会でした。「1910」と刻まれたその文字。実はこの家、息子が高校時代にホームステイをしていたニューウェストミンスターの住宅です。
築115年。 日本では「古い」とされる歳月も、ここでは「価値」として輝きを放っています。息子が温かなホストファミリーとの時間を過ごしたその空間が、一世紀を超えてなお現役で、凛とした佇まいを保っている。その姿に、私がKONARA HOUSEを通じて追求し続けている「100年経っても愛され続け、住むほどに深みが増していく住まい。」の正解を見た気がしました。
また、ウェストバンクーバーの住宅街を歩き、厳しい自然と対峙しながらも、木や石といった素材を活かし、風景に溶け込む「ウエストコースト・モダニズム」の邸宅たちを改めてプロの視点で見つめ直しました。そこにあるのは、単なる豪華さではなく、街並みに対する責任と、住まうことへの深い敬意です
「100年後も、この場所にあってよかったと思われる家を。」





異国の地で、息子と滑った雪のウィスラー、そして歴史を大切に守り続ける住宅街。 そこで肌で感じた「本物の豊かさ」や、目にした美しいディテールの数々は、これからのKONARA HOUSEが創り出す一軒一軒に、新しい感性とワクワクするような息吹を与えてくれるはずです。
本年も、一軒一軒の住まいに誠実に向き合い、皆様と共に豊かな時間を紡いでいけるよう、スタッフ一同、より一層の精進を重ねてまいる所存です。
2026年が、皆様にとって素晴らしい一年となりますように。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
KONARA HOUSE 小形 究







